お散歩に欠かせないお茶時間。実は嵐山には、「旅の目的」にされるほどの人気カフェがたくさんあります。スタイルもそれぞれが独特で個性的。フォトジェニックな時間が流れるカフェ4店をご案内します。
離宮気分でお茶を「茶寮 八翠(はっすい)」
嵐山の船乗り場からすぐ北側にある「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」内のカフェ。
ここはかつて亀山離宮の桟敷殿が存在したといわれ、築100年を超える歴史的建造物に美しさが宿ります。目の前は嵐山と桂川(保津川)ビュー。天気のいい日ならテラス席がおすすめです。
人気メニューは、老舗茶舗一保堂の抹茶と本葛を使った「翡翠もち」(702円)や、京菓子司亀屋良長とコラボした甘味と食事の「和のアフタヌーンティー」(5313円)。午後3時半からはかわいいスイーツを少しずつ味わえる「八翆のおさんじ」(3500円、ドリンクフリー)をぜひ。四季折々の嵐山の景観を眺められる特等席で、贅沢なひとときを過ごしてみませんか。
▽茶寮 八翠
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町12
075-872-1222
11:00〜17:00
https://www.suihotels.com/suiran-kyoto/restaurant/cafe-hassui/
スタイリッシュなお風呂屋さんカフェ「嵯峨野湯」
トロッコ列車の発着するJR嵯峨嵐山駅から徒歩5分。「嵯峨野湯」は大正時代に建てられた銭湯をリノベーションしたカフェです。古めかしい立派な銭湯の中に入ると、白を基調としたスタイリッシュな空間が広がります。レトロな下駄箱や番台、カランや鏡やタイル壁画に、おしゃれな木のテーブルやイスがマッチして、温もりもある落ち着いた雰囲気が漂います。
こちらでいただけるのは自家製の豆腐を使った「豆腐パスタ」(ドリンクセット1700円)や、豆乳を練り込んだふわふわの「パンケーキ」(850円~)。パンケーキにはミルクアイスや抹茶チョコのほか、お正月なら金箔、春は桜の葉など季節限定のトッピングも楽しめます。オリジナルのお菓子や雑貨も充実していて、ここならではおみやげを手に入れることができます。
▽嵯峨野湯
京都市右京区嵯峨天龍寺今堀町4-3
075-882-8985
11:00〜18:00 ※営業時間は変更の可能性があります。
http://www.sagano-yu.com/
バリスタの立つカフェ「% Arabica Kyoto Arashiyama」
渡月橋から西に歩いてすぐの、桂川に面したガラス張りのスタンド。%のロゴでお馴染みの「% Arabica Kyoto Arashiyama」は、世界からスペシャルティコーヒーを輸入する商社兼カフェで、京都では3店舗を展開しています。嵐山の店舗は、バリスタの様子やエスプレッソマシーンが外からよく見え、開放的&モダンなつくり。お店の前はいつもコーヒー通やファンで賑わっています。
エスプレッソ(350円)や華麗なラテアートのカフェラテ(500円)を片手に、川のほとりでのんびりするのが嵐山の醍醐味。店内の4人席(席料が30分1000円)で、ゆったりと景色を見ながらカフェタイムを楽しむのもおすすめです。
▽アラビカ京都 嵐山
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-47
075-748-0057
9:00〜18:00
https://arabica.coffee/
厳選紅茶を英国スタイルで「紅茶専門店Anna Mariaアンナマリア」
天龍寺総門から東へ向かうと、ほど近いところにある石畳のアプローチ。上がると見える邸宅が「Anna Maria」です。
イギリスで紅茶を学んだオーナーが、自身でセレクトした極上の茶葉を味わえる京都屈指の本格紅茶専門店。店名は19世紀半ばのイギリスの侯爵夫人アンナマリアがアフタヌーンティーを始めたことにちなんでいるそうです。
茶園から直送のダージリンやアッサム、ウバなどの香り高い紅茶(950円)は絶品で、スイーツはすべて手作り。本場レシピ・自家製のスコーンセット (1350円)や、北海道産クリームチーズをたっぷり使ってじっくり焼き上げたチーズケーキセット(1500円)が人気です。お店には有名人もお忍びで訪れるとか。手入れの行き届いた枯山水庭園を眺め、アンティークな調度品に囲まれて優雅なティータイムを。
▽紅茶専門店Anna Maria
京都市右京区嵯峨天龍寺北造路町13
075-871-5087
10:00〜18:00(L.O. 17:30)
【春・秋シーズン】火曜・水曜休 【夏・冬シーズン】土曜、日曜、月曜のみ営業
http://www.tea-annamaria.jp/
※この記事の情報は、2023年1月時点のものです。