嵯峨嵐山Saga-Arashiyama

平安貴族が愛した遊宴地

嵐山といえば渡月橋。渡月橋は、大堰川(おおいがわ)に架かる橋で、その名は鎌倉時代、満月の晩に舟遊びした亀山天皇が「くまなき(曇りのない夜空に)月の渡るに似る」と詠んだことに由来します。

嵐山は、平安時代は貴族の別荘地でした。嵯峨野の大覚寺は嵯峨天皇の離宮として造営され、藤原定家は小倉山の山荘で「小倉百人一首」を編纂したとされます。

嵐山はまた名刹の宝庫。天龍寺は京都五山のうち筆頭の禅寺で、嵐山では唯一の世界遺産。また虚空蔵法輪寺は『枕草子』にも登場し、数え年十三歳の男女の成人儀礼「十三まいり」の寺としても知られます。一方、JR山陰線の北側の「嵯峨野」には、見事な竹林や源氏物語ゆかりの野宮神社、嵯峨釈迦堂の別名もあり国宝の釈迦如来像を本尊とする清凉寺のほか、二尊院、祇王寺、滝口寺など味わいのある寺院が点在します。

アクティブ派には、ボートや屋形船の楽しみも。夏は鵜飼いも行われます。渓流を下る「保津川下り」は、嵯峨嵐山からトロッコ列車で亀岡に行き、急流を一気に下って嵐山まで戻るコースとなっていて、スリル満点です。


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