嵯峨嵐山

散策の途中で「あまいもの」~嵐山エリアのスイーツめぐり

  • 飲食

2023.01.30

かつて平安貴族の恋の舞台として、またリゾート地として愛された嵐山。往時をしのばせる木漏れ日の小径や竹林、桂川にかかる渡月橋をそぞろ歩くと、ほっこり甘いおやつが欲しくなることも。人気の和スイーツ4店を紹介します。

文化財カフェでいただく「抹茶のフレンチトースト」

天龍寺の近くにある茅葺屋根の古民家カフェ。築200年以上の建物は京都府の文化財に指定されています。畳の部屋からお庭を眺めれば、昔話にタイムスリップしたかのよう。

パンとエスプレッソと嵐山庭園の外観。

午後2時からのティータイムのおすすめは、「抹茶のフレンチトースト」(850円、ドリンクセット1250円)。バターをたっぷり使用したパンを、抹茶フレンチに焼きあげたトーストは、ふわふわの食感。やみつきになりそうな抹茶ソースのほろ苦い甘さも最高です。

抹茶のフレンチトースト

朝8:00~11:00までのモーニングなら、ぜひ「あんバタートースト」(ドリンクセット800円)を。餡とバターが溶け合って、美味しくエネルギーをチャージできます。元気な一日を始められそうですね!

▽パンとエスプレッソと嵐山庭園
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町45-15
075-366-6850
8:00〜18:00
https://bread-espresso.jp/shop/arashiyama-cafe.html

でき立てがいただける「本わらび餅」

1908(明治41)年に京都最古の花街・上七軒で創業した老松。平安時代の宮廷祭祀官の流れを汲み、古来より有識故実にもとづく菓子を手がけてきたことから、「有職菓子御調進所 老松」の屋号で親しまれています。

窓から見える坪庭は一幅の絵のよう

嵐山店の奥の茶房「玄以庵」でいただけるのが、名物「本わらび餅」(1320円、ほうじ茶付き)。

本わらび餅

秋採りの本わらび粉だけを使い、注文を受けてから練り上げるわらび餅は、まずはそのままで。わらびの香りとともに、上質な甘さがふるふる、つるりと喉を通ります。きな粉と黒蜜を交互にいただくのも良し、あるいは混ぜ合わせて変化を楽しむのも美味しいです。香り高いほうじ茶で締めくくれば、爽やかな風が身体を吹き抜けていくようです。

▽老松
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町20
075-881-9033
喫茶は9:30~17:00(L.O.16:30)
https://oimatu.co.jp/?mode=f1

嵐山名物!「櫻もち」

渡月橋のすぐ北側、「本家 櫻もち」の赤い提灯がかかる、琴きき茶屋。昔ながらの製法でつくる餡なしの桜もちが有名です。

渡月橋からすぐ

関西の桜もちは、小麦粉の皮で餡を巻く関東のものとは違い、ぷちぷちとした食感が美味な道明寺(餅米)で作られます。あっさりと上品な桜もちは、春以外にも食べたくなりますが、こちらでは1年中楽しめます。店内でいただける、「櫻もちセット(桜餅、餡餅)」(お薄付き)660円は大人気。餡無しは、道明寺(餅)を塩漬けの桜の葉2枚で挟んだもの。道明寺がほんのりと甘く、桜の葉の塩気が甘さを引き立てます。道明寺を餡で包んだ餡餅は、やわらかくお薄によく合います。

櫻もち2種

手軽な6個入り1080円は、お土産にも喜ばれます。

▽琴きき茶屋
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ町1
075-861-0184
11:00〜17:00(店内食はL.O.16:20)
木曜休、水曜不定休
http://www.kotokikichaya.co.jp/

自分で焼くのが大人気「ほくほく、お団子セット」

嵐山駅から長辻通を南下して1本目の道を東に進むと、立派な門構えのお屋敷が見えます。旧邸宅の風情そのままに、日本庭園や和のしつらえ、襖絵アートも美しい和カフェです。

壁画絵師・キーヤンこと木村英輝による、見事な襖絵

寒い時期から一番人気なのが、「ほくほく、お団子セット」(1540円、お抹茶付き)。

注文すると、七輪とお団子が運ばれてきます。パチパチ音がする炭火であぶった熱々のお団子をみたらしダレや粒餡につけて、いただきます!もちもちのお団子×香ばしさ×ふっくら小豆&みたらし。お好きなものをお好きなだけ。自分のペースで焼きながらいただくのも楽しくなります。

自分で網の上で焼く「ほくほく、お団子セット」

スイーツで人気のカフェですが、実は京都の地ビールもスタンバイ。嵐山でほろ酔い気分の時間も過ごせます。

▽eX cafe 京都嵐山本店
京都市右京区嵯峨天龍寺造路町35-3
075-882-6366
10:00〜18:00 
https://www.instagram.com/excafe_official/

※この記事の情報は、2023年1月時点のものです。