大原・八瀬Ohara-Yase

比叡山と都を結ぶ、自然豊かな田園地帯

春は菜の花畑、夏は名産の赤紫蘇畑、冬は雪野原が広がる、四方を山に囲まれた田園地帯で、市内の喧騒を離れた山里風景を満喫できます。大原は比叡山延暦寺の西麓にあるため、古くから天台宗系の寺院の影響を受けてきました。かつては、貴族の隠棲の地としても栄えた地域です。

歴史的には、平安時代に慈覚大師円仁がここに修練道場を開いたとされ、天台系の声明(しょうみょう)の聖地ともされています。名刹「三千院門跡」は天皇の皇子が住持をしてきた格式ある門跡寺院で、国宝の阿弥陀三尊像、苔むした庭園など見所も多く、梅雨の時期は紫陽花の名所になります。

また宝泉院は樹齢700年の五葉松を望む額縁庭園が名高く、市内より一足早い紅葉は見事です。また大原は古くから都人の出家や隠棲の場所でもありました。なかでも寂光院は、壇ノ浦で平家が滅んだ際に生き残った建礼門院が余生を過ごした寺院で、後白河法皇も訪問しています。

かつては大原から都へ「大原女(おはらめ)」と呼ばれた女性たちが、薪や農産物を頭に載せて運びましたが、今も大原では、農産物を手に入れる楽しみがあります。「里の駅大原」では、地元の旬の野菜や手作り食品が選べ、夏には名物の赤紫蘇ジュースも楽しめます。


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