嵯峨嵐山

平安貴族が興じた嵐山にたたずむ水辺の私邸「星のや京都」

  • 宿泊

2023.02.03

京都・嵐山はかつて、平安貴族が四季を愛でながら暮らそうと別邸を構えた場所でした。風光明媚なこの地で、貴族たちは自然が織りなす四季折々の風景を眺め、舟遊びや歌詠みといった雅な遊びに興じたと言われています。星のや京都は、渡月橋たもとの船着場から専用の送迎船にて大堰川を上流に遡った嵐峡に佇む「水辺の私邸」をコンセプトに滞在を愉しんでいただけます。ここでは、平安時代から千年を経てなお懐深く包み込む景観を楽しみ、京都びとが紡いできた美意識に触れることができます。

大堰川を眼下に望むこの場所には100年ほど前に旅館があり、現代では再現できない希少な素材や技術が使われたその建物を星のや京都は受け継ぎました。客室は、柱や天井板など随所に京都の職人たちによる「洗い」という技法が用いられたことにより、日本建築本来の趣を蘇らせた空間となっています。技巧を凝らしたしつらえには京文化の美意識が息づき、居心地の良い客室を作り出します。例えば、寝室の壁紙に選んだ「京唐紙」という版画紙。版木で一枚一枚摺り上げられる文様は、光の射す角度によってゆらぎ、静謐な室内の表情を豊かにします。また、特注で仕立てられた「畳ソファ」は、体を預けると正座した時の目線の高さになり、窓が切り取る嵐山の四季の移ろいや、障子や灯りが生み出す陰影を心ゆくまで眺めることができます。凛とした美しさの中で、静けさが漂う「水辺の私邸」、星のや京都の滞在をご堪能ください。

繊細な京文化が導く、体と心の安らぎ

滞在中は、さまざまなアクティビティへの参加がおすすめです。京都の家元に学ぶ華道体験、本格的な道具を使っての聞香入門など、日本の伝統文化を学べる企画が用意されています。目の前を流れる大堰川で、星のや京都専用の屋形舟「翡翠」を貸し切り、嵐峡の新緑の景色を眺めながら平安貴族さながらに舟遊びををするのはここだけの楽しみ。書院造に使われる北山杉や、寺院の装飾で見られる銅のかざり金具など、京都の職人技の粋を集めて作られている舟をじっくりと眺めてみましょう。季節によっては、桜や紅葉を愛でながらのプランもあります。敷地内にあるさまざまな庭園もぜひ見てまわりたいところ。白砂の中に瓦を埋め込んだ現代の枯山水庭園「奥の庭」、渓谷をつたって滝が落ちる「水の庭」はゆっくりと風景の音を聞いて、贅沢なひとときを過ごせます。しばし時を忘れ、のんびりくつろいだり、ここだけの極上の体験を楽しんだり……と、崇高な旅を味わってください。

▽星のや京都
住所 京都市西京区嵐山元録山町11-2
電話番号 050-3134-8091(星のや総合予約)
営業時間 チェックイン15:00/チェックアウト12:00
定休日 無
駐車場 無
SNS 
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※この記事の情報は、2023年1月時点のものです。