貴船・鞍馬

【鞍馬・貴船】エネルギーを存分にいただく!パワースポットめぐり

  • 特集

2023.01.30

自然の力がみなぎる山に抱かれた、鞍馬・貴船エリア。鞍馬寺は、古くから山岳修行の場として知られる霊山で、エネルギーが満ちた場所として知られています。貴船の語源は、「気」が生ずるという意味の「氣生根(きふね)」で、運気上昇の信仰があります。神秘的なスポットをめぐり、自然のパワーをいただきましょう。

宇宙の神秘ただようパワースポット「鞍馬寺」

牛若丸が天狗相手に修行を積んだという伝説があり、山岳修行の場として栄えた鞍馬山。鞍馬山の山頂にある鞍馬寺は、770(宝亀元)年、鑑真和尚の高弟・鑑禎上人が毘沙門天を祀ったのがはじまりといわれています。本尊は、すべての生命を存在させる宇宙エネルギーそのものである「尊天」です。

本殿金堂

本殿の前には、金剛床(こんごうしょう)と呼ばれる石畳があります。「宇宙の力を内奥におさめた人間が、宇宙そのものと一体化する」という鞍馬寺の教えをあらわしています。金剛床中央に立つと宇宙エネルギーが受けられるということで、人気のスポットになっています。

本殿をお参りして帰る人も多いのですが、自然のパワーをめいいっぱい浴びるなら、貴船方面へと続く山道へと向かいましょう。緑豊かな山道を歩き、すがすがしい空気を吸い込むだけでも元気になれそうです。

奥の院

本殿から歩いて約30分の場所に、鞍馬山随一の聖地といわれるパワースポット「奥の院・魔王殿」があります。650万年前、人類救済のために金星から降り立ったといわれる護法魔王尊を祀っており、古来から神々の降臨地として崇められています。なお、護法魔王尊の化身が天狗とされています。

「奥の院・魔王殿」から貴船方面を歩くと、曲がりくねって生える木々を見ることができます。まっすぐ伸びずに曲がっているのは、土地の強いエネルギーの影響を受けているからといわれています。鞍馬山は、歩を進めるごとに大自然の生命力やパワーを感じることができます。歩きやすい靴でおでかけくださいね。

▽鞍馬寺
京都市左京区鞍馬本町1074
075-741-2003
9:00〜16:15
https://www.kuramadera.or.jp/

静かな気持ちで縁結びを願う「貴船神社」

鴨川の水源地にある貴船川沿いにたつ「貴船神社」。創建年代は不詳ですが、古来より水の神として信仰され、平安時代以降は朝廷、皇室から崇敬を集めた神社です。

山道の鳥居

境内には山道が結ぶ本宮、結社(ゆいのやしろ)、奥宮の3社があります。本宮→奥宮→結社の順番で参拝する「三社詣」がおすすめです。本殿がある本宮の横には、霊山・貴船山からご神水が沸き続けています。ここでは、ご神水に浸すと文字が浮かぶ「水占(みずうら)みくじ」が人気です。ご神水は、汲んで持ち帰ることもできます。

水占みくじ

奥宮は、かつて本宮が建てられていた場所です。ご神木は、杉とカエデが重なって一本になった「連理の杉」で、夫婦和合のご利益があるのだとか。また、玉依姫命(たまよりひめ)が乗ってきた黄船を、人目につかないように小石を積み上げて覆ったと伝わる「御船形石」もあります。航海するときに、この小石をいただいて携帯すると、海上安全の祈願となるのだそうです。

続いて結社へ向かいます。和泉式部が夫との復縁を願って参拝し願いを叶えたことから、縁結びのご利益があるとされています。「結び文」に自分の思いをしたため、結び処に結び、良縁を祈願しましょう。

水まもり

お守りは生命の源である「水」に気力充実を祈願する「水まもり」や、縁結びの「むすび守」など、種類豊富です。ふだん使いできるバッグやハンカチなど、お参りの記念になるグッズも要チェック。

▽貴船神社
京都市左京区鞍馬貴船町180
075-741-2016
本宮 開門時間 6:00〜20:00(12/1〜4/30は〜20:00) / 授与所 受付時間9:00〜17:00
https://kifunejinja.jp/

※この記事の情報は、2023年1月時点のものです。