貴船・鞍馬Kibune-Kurama

森閑とした渓流の源泉で古代の「黄船」の神秘を想う

縁結びの神社として人気の高い貴船神社のある地域。鞍馬山と貴船山の間を流れる貴船川沿いにあり、渓流の音が響く森閑とした別世界です。

社伝によれば、神武天皇の母・玉依姫命(たまよりひめのみこと)が黄色い船に乗って川をさかのぼり、この地にやって来て水神を祀ったのが始まりとされます。貴船の名は「黄船」からともされ、奥宮境内には玉依姫が乗ってきた船が小石に覆われたとされる「御船型石」もあります。

平安時代には、雨乞い、雨止めの社として信仰され、和泉式部が参拝して夫との復縁を果たしたことにより、縁結び・縁切りの神としても信仰されてきました。また、歴代天皇が干ばつには生きた黒馬、長雨には白馬を奉納し、のちに馬を板に描いて奉納するようになったことから、絵馬発祥の神社ともされています。

貴船神社は本宮、結社(ゆいのやしろ)、奥宮(おくのみや)と3カ所に分かれ、渓流沿いに奥地に入っていくため、古代の伝承とあいまって、神秘の世界に踏み入るような感覚も味わえます。そんなパワースポット的な雰囲気のある一方、貴船川沿いには料亭が並び、夏場には渓流に床を張り出した川床料理も楽しめ、京都の奥座敷としての賑いもあるエリアです。


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